EBCDIC (英語: Extended Binary Coded Decimal Interchange Code、エビシディック、拡張二進化十進コード[1]) はIBMにより定義された8ビットのコード化文字セットである[2]。ASCII普及前の1963年に、BCD(Binary-coded decimal、二進化十進コード)を拡張する形で作られ、主にIBM系のメインフレームやオフィスコンピュータなどで使用されている[3][4][5]。 IBMのCDRA(文字データ表現体系)では、EBCDICは符号化方法(Encoding Scheme)の1つと位置づけられている[6]。各国語などの文字集合であるコードページを、EBCDICなどの符号化方式で符号化するが、EBCDICの符号化にもシングルバイト、ダブルバイト、マルチバイトの構造がある。これらの組み合わせがCCSIDとして定義されており、例えば日本用のEBCDICのCCSIDは、ひらがなや漢字を含まない組み合わせも含めると、10以上定義されている[7]。 この他、IBM以外の互換メーカーなどのEBCDICをベースとした各種の文字コードまたは符号化方法も、EBCDICまたはEBCDIC系と呼ばれる場合がある。